滅びゆく鳥取県、移住者大募集

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昨日の朝、地元紙の日本海新聞の一面です。いつものように郵便受けに届いた新聞を手に取り、部屋に戻ってテーブルに置きかけたところで、上の写真の見出しが目に飛び込んできました。あまりの衝撃に思わず声が出てしまいました。

僕が小学生の頃、鳥取県の人口は「約62万人」と習いました。この数字で既に人口最少県でしたが、大学生になって東京に住んでいた頃、その人口が「60万人を切った」というニュースが入ってきました。その後も毎年3000〜4000人規模のペースで人口は減り続けています。単純計算すれば毎日10人近い人が静かに(あるいは元気よく)この鳥取県から立ち去っているという計算になります。そう、今日もまた約10人の人が鳥取の地を後にして、何処か別の場所へと旅立っているのです。

現在のペースで人口が減り続けると、今後200年以内に鳥取県の人口はゼロになります。つまりこのままいけば「鳥取県」という社会は200年以内に消滅します。この日本国において、僕達は紛れもない絶滅危惧種です。

ちなみに47都道府県の中で鳥取の次に人口が少ないのは島根県です。その島根県の人口を今改めて調べてみたら、2015年11月1日現在で69万1761人です。あれ?こっちも知らん間に70万人切ってる!1ヶ月前の10月1日現在の人口を見ると71万7397人ですから、島根もちょうどこの1ヶ月でひとつ大台を割ったことになるんですね。となると島根もなかなか大変そうですが、それでも鳥取県に対して10万人以上の人口差があります。(島根県人口推計月報より)

さらに言えば、島根県の次に人口の少ない高知県の2015年11月1日現在の人口は、73万0513人です(高知県推計人口月報)。つまり高知県と島根県の人口差は1万3116人。最下位の鳥取と46番目の島根との差が10万人以上であることを考えれば、いかに鳥取県の人口の少なさが圧倒的なものであるかが分かると思います。

ここで今度は人口が多い方の都道府県を見てみましょう。第1位は言うまでもなく東京都です。今調べたら、同じく2015年11月1日現在で1350万3810人だそうです。(東京都公式サイトより)

何か腹が立ってきました。やっぱこれ、おかしいでしょう。どう考えても。

冷静になって考えてみてください。東京都1350万3810人に対し、鳥取は56万9977人。もう頭おかしいんじゃないかってくらい偏ってます。僕は数年前まで東京に住んでいたので知っていますが、「惰性でズルズル東京に留まって暮らしてる非東京出身者」なんて実は幾らでもいます。あるいは「東京に何かしっくりきてない東京出身者」も幾らでもいます。そういう人はとりあえず一番人口の少ない鳥取に移住してくれるだけでも立派な社会貢献ですし、日本を変える第一歩を自ら踏み出すことになります。「鳥取帰りたいけど仕事がないけえ」なんて深く考えずに当たり前のように言ってる鳥取出身者や、「田舎に移住したいけど仕事がないから」とか行動もせずに繰り返す都会出身者も何人も見てきましたが、「仕事がない」なんて本来ありえません。無いのは仕事ではなくて、己の価値観や固定観念をひっくり返す柔軟さです。あるいは仕事なんて自分で動いて作るものだと思ってたらいいんです。それに、ここまで圧倒的に人口が少ない鳥取県に移住してそこで何がしかの価値創造や問題解決に携わるというのは、即日本社会全体に対する価値創造・問題解決に携わるということです。少しでも興味を持った方は例えば下の画像リンクをご覧になってみてください。

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住めば都の鳥取県。こんなに素晴らしい場所がこんなに人口少ないなんて本当に不思議。って言いたくなるくらい、いいところなんです。空は広くて大きいし、自然は豊かで食べ物も水も美味しく、都市としても暮らしていくのに十分な環境が整っていて、その気になれば都会にも車ですぐに出かけられます。そんな鳥取県の人口が57万を切っただなんて、余りに勿体ない。

全国の皆さん、あるいは海外の皆さん、鳥取県はいつでも新たな移住者をお待ちしています。こんなにも人口の少ない鳥取が気になった方、是非まずは観光で構いませんので一度お立ち寄りください。滅びゆく鳥取を救えるのはあなたです。県民一同マジでお待ちしています。あと本音は帰りたいけど帰ってもやってけないんじゃないかと心配してる県外在住の鳥取人(特に若者)。何とかなります、愛する故郷へ戻ってらっしゃい。喜ぶ人はたくさんいます。