バロンドール最終候補発表

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昨日、年に一度選出されるサッカーの世界最優秀選手賞、通称「FIFAバロンドール」の最終候補者3選手が発表されました。この3名のうち2名については、発表を待つまでもなく分かりきっていました。何せこの賞の受賞者はこの7年間ずっとその2名、すなわちメッシ(アルゼンチン代表、バルセロナ所属)とクリスチアーノ・ロナウド(ポルトガル代表、レアル・マドリード所属)のどちらかだったからです(個人的には2010年はスペインのイニエスタ、2014年はドイツのノイアーにあげて欲しかったけど、メッシがあまりにも凄過ぎるので仕様がない)。というわけで、僕がこの記事を書いているのは他でもない、我が心の師匠にしてスター、ネイマール・ジュニオール(ブラジル出身、バルセロナ所属)がこの最終候補3人に遂に選ばれた事実を祝うためです。

現代サッカーにおける最高レベルの舞台は誰がどう見ても欧州です。現在23歳のネイマールは、10代の頃から度重なる欧州クラブからのオファーがあったにもかかわらずブラジルに留まり続けた異色の選手で、古巣サントスからスペイン(カタルーニャ)のバルセロナに移籍したのは2013年。その後わずか3シーズン目にして世界最高の3人に選ばれることになりました。いやあ、大したもんだ。

移籍当時、個人的にはサントス時代の漫画のように自由奔放なプレースタイルが欧州に渡って失われてしまわないかちょっと心配もしていたのですが、蓋を開けてみれば完全に杞憂でした。然るべき時間をかけてじっくり適応し、トレーニングを積んで欧州向けに肉体改造も行った上で、元来の彼らしさを失わないプレーを披露してくれています。そして僅か3年目にしてこの快挙。素晴らしいの一言です。

ネイマールがサッカーを通じて体現するライフスタイルは、僕の生き方にも大きな影響を与えてくれています。それどころか多くの日本人がネイマールのプレ−スタイルを参考にして仕事や勉強に取り組めば、この国の社会においても一気に創造性が花開くんじゃないかとさえ思っています。彼はこの日本社会に生きる多くの日本人に不足している幾つかの価値観や姿勢を圧倒的に体現してくれている選手だと、僕は常々感じています。そのネイマールの注目度が今後ますます上がっていくことは嬉しい限りです。これまでは髪型とか退場とか移籍金とか、そういったセンセーショナルな話題ばかりがニュースに上りがちでしたが、敬虔な信仰者としての姿、またブラジルでの学校建設・運営など慈善活動家としての姿も、これを機にもっともっと知られればいいなと思っています。前からずっと思ってるんですけど、なかなかその辺は報道されません。かく言う僕も今年5〜7月、ブラジルでネイマールが作った学校に通って視察・交流活動を行っていたので、その時のレポートをそろそろちゃんと書こうと思います。今月にはクラブW杯でバルセロナも来日しますしね。というわけで、今後はネイマール関連の記事もちょっと増やすことにします。

最後に、ポルトガル語で「おめでとう」はParabéns(パラベンス)と言います。せっかくなので覚えてどこかで使ってみてください。

Parabéns Neymar!!