本日追悼記事を書いたばかりの故・水木しげる大先生について、もうひとつだけ書きます。氏の著書『水木サンの幸福論』にて披露されている「幸福に生きるための7か条」のご紹介です。以下の7つです。
第1条:「成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはならない」
第2条:「しないでいられないことをし続けなさい」
第3条:「他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし」
第4条:「好きの力を信じる」
第5条:「才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ」
第6条:「怠け者になりなさい」
第7条:「目に見えない世界を信じる」
ひとつひとつ読んでいるうちに、思わず涙が出そうになりました。僕の中での水木さんの存在感と影響力は、何だかこの度のご逝去を境にいっそう増しているように感じます。大学時代の恩師が「人は死んだら残された者の心の中に行く」と度々言っておられましたが、今僕の中で起きているのもある意味そういうことかもしれません。この7か条、僕は「オモチロイ人間になるための7か条」として受け取りました。そしてオモチロイ人間とは間違いなく幸福な人間です。偉大なる怠け者、水木サンの魂に献杯。