昨年11月下旬から鳥取市内某所で借りている寺子屋新テナントにて、今週水曜から壁の取り付け工事を行っています。ちなみに借りた時の状態はこんな感じです。
ご覧の通り一番奥はシャッターになっていて、このままだと冬は寒いので、壁を取り付けることにしたのです。壁はスクリーンとして映画を観たりするのにも使う予定で、壁の向こうは倉庫・物置(あるいはちょっとした隠れ家スペース)として活用できるようになります。ところで、この新テナントに移転する前の旧寺子屋(2013年9月〜2015年4月)でも、同じくテナント後方に壁の取り付け作業を行いました。古い問屋倉庫の通路だった場所を借りたため、奥の壁がなかったのです。こんな感じでした。
2回連続で奥だけ壁が足りない場所を借りるというのも何だか不思議なものですが、まあそういう巡り合わせなのでしょう。前回お世話になった大工さんがこの度も来てくださって、お一人でテキパキと壁作りをしてくださっています。その様子は素人の僕にはほとんど魔法にしか見えないので、見ているだけでワクワクしてきます。考えてもみてください。何もない場所に文字通り壁をひとつ、物質的に存在させられるんですよ?大工さんはプロなのでサラッとやっておられますが、これってどう考えても凄いことです。特に僕みたいな抽象的・概念的な世界の物事を操作する方が得意なタイプにとって、こういう具体的・物理的な世界でモノを作れるタイプの方々は、深く尊敬せずにはいられません。というわけで以下、大工のおじさんによる壁作りの様子。
前回同様、壁ってこうやって作るんだなーと感心しながら見学させてもらいました。壁に取り付けるドアもあります。下の写真の右側の、壁に立てかけてあるやつです。しつこいようですが、何も無かった場所に壁とドアが付くというのは、やっぱり衝撃を受けずにはいられない出来事です。
そんなわけで、遂に壁ができるので、シャッターという名の冷却装置の存在を気にせず安心してエアコンも点けられるようになります。この壁作りが済んだら、次は床のタイルカーペット(と人工芝)ですね。そこまでいって、あとは照明が整えば、一気にあたたかみのある空間に様変わりするはずです。そうなればしめたもので、人の集まりは自然に生まれてきます。無に有をもたらしてくださる職人さんに、感謝と敬意を。時の流れに従いながら、この何も無かった空間が新たな「寺子屋」に変わっていく様子を引き続き楽しみたいと思います。