みんな鳥取の魅力を分かってない

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ちょっと前に『みんな鳥取の凄さを分かってない』という記事を書きましたが、今回はその続編です。みんな鳥取の魅力を分かってない。県外人はもちろん、鳥取人も分かってない。言うより見せる方が早いので、今回も以下のツイートをご覧ください。

順に昨日と今日の夕方の空の様子です。昨日の方は住宅街で撮りました。鳥取は高い建物が少ないので、わりとどこからでも大きな空が見えて、こんな写真も普通に撮れます。一方、今日の方は夕暮れ時に家族で海辺まで10〜15分ほどドライブして撮ったものです。ちなみにパノラマ版がこちら。

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2016年8月25日

というか今日に限らず、夕焼けを見るためだけにパッと車を走らせることがよくあるのですが、2週間前も家の近くの河口まで2日続けて夕焼けを見に行きました。その時の夕陽がこちら。

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2016年8月10日

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2016年8月11日

あ、更にその数日前にも県西部の米子市の海岸で友人達と一緒にこんな夕焼けを見ました。

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2016年8月9日

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2016年8月9日

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2016年8月9日

いかがでしょうか。しかも今回ご紹介しているのは、何のフィルターも効果も使っていない、手持ちのスマホのカメラで撮ったままの景色ばかりです。

前掲のツイートでも書きましたが、鳥取で暮らすというのは、この風景が日常の一部になるということです。思い返せば高校時代も、沈みゆく夕陽を見送るためだけにほぼ毎日河原まで足を運んでいました。夜を迎える儀式といったら大袈裟になるかもしれませんが、夕陽を見ながら一日のことを思い返し、その日お世話になった人ひとりひとりの顔を思い浮かべながら、感謝を胸に夜を迎えるみたいなことを毎日のようにやっていたものです。変な高校生ですね。当人は無邪気にやっていたのですが、そういえば大人になった今はそんなことやっていません。何か失ってしまったのかしら。

話が逸れましたが、改めて、いかがですか、この景色。これが日常なのです。

鳥取は四季が鮮やかなほどにはっきりしている街なので、季節ごとの自然の景色を楽しめるのが最大の魅力の一つです。この景色と共に生きていると、それだけで色々なことが水に流れてスッキリ幸せな気持ちになることも実際にあります。やはり自然には生を肯定する力があるのでしょう。僕も人生においてやりたいことは幾つかあって、今もそれに向けて様々な準備をしている最中ですが、この景色を毎日のように眺めていると、「家族もいてご飯も水も美味しくて景色も綺麗だし」みたいな感じで、もう何かそれだけで人生肯定できてしまう感覚があって、精神衛生上素晴らしい環境です。人生に対するスピード感みたいなものは多少(あるいは随分)スローになっていきますが、別にそれで失うものなんて得ているものの豊かさに比べれば微々たるものなので気になりません。自然の持つスケールに包まれて生きているような感覚なので、根っこのところを天に委ねるような感覚を持ちやすいのかもしれません。

で、これも前掲ツイートに書きましたが、これだけの素晴らしい自然環境・住環境でありながら、人口最少県街道をひた走っているのが鳥取県です。昨年11月をもって遂に県の総人口が57万人を切りました。こんな素晴らしい景色をたったこれだけの人間で占有させてもらってるなんて有難い限りですが、県外の皆さん、こんな街に住んでみたいと思いませんか?そして鳥取に暮らす皆さんは、この景色をもっともっと謳歌して生きていきましょう。鳥取人は卑屈がモットーみたいな人もたくさんいますが、こんだけ美しい自然の中で生きてて卑屈だなんて勿体無いにも程がある。この街の持つ魅力や価値を素直に認めるだけで、どれだけ豊かで幸福な生活・人生になることか。

というわけで、移住・帰郷をご検討の方は、お気軽に。仕事は創れば何とかなりますし、何よりこの美しい夕焼けがいつもあなたの人生を温かく肯定してくれることでしょう。沈みゆく夕陽と同じく、人生の時も儚く過ぎ去っていきます。現在と未来の鳥取人の皆さんはもちろん、今後も都会に暮らす皆さんも、あるいは別の田舎に暮らす皆さんも、まずは「今・ここ」で夕陽を眺める余裕のある暮らしを共に謳歌していきましょう。あ、東京の人は福山雅治さんの『東京にもあったんだ』を聴いてみてください。沁みます。

空が大きく海が近い街、鳥取からお届けしました。