ポルトガル語通訳@ガイナーレ鳥取@レオ&ヴィチーニョ

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ガイナーレ鳥取に新加入の20歳ブラジル人コンビ、レオ(写真右)&ヴィチーニョ(同左)の入団記者会見の通訳の話の続編です。Facebookのタイムラインを開いたら、ガイナーレの公式ページがアップした下の動画が目に飛び込んできました。会見を終え、囲み取材も終えて雑談していたら雪が降ってきたので、まだ雪を見たことがなかった2人を窓辺に案内した時の様子です。この場面も通訳をしていたので、本ブログ上でも載せておきます。こちらです。

2人のブラジル人青年が、生まれて初めて訪れた地球の反対側の異国の地で、生まれて初めて雪を目にした瞬間の映像です。ちょっとした名シーンです。

せっかくなので、ポルトガル語で直接彼らと話をした立場から、僕なりのこの2人の第一印象を紹介しておきます(この会見の日が僕も初対面でした)。

まず2人に共通する印象は、素直で人懐っこく、また礼儀正しく、誰からも愛される性格だということです。覚悟を決めて世界の反対側から渡ってきたということもあると思いますが、2人とも単にサッカーだけやればいいという感覚ではなく、また日本でのプレーを「腰掛け」と捉えるような意識でもなく、積極的に日本の言葉や文化を学んで順応し、長く日本で活躍して実績を残したいという意欲に溢れています。入団会見にも同席した同郷の先輩選手であるフェルナンジーニョへの敬意を素直に表現し、彼を積極的に頼って、彼から学び取ろうという姿勢を見せています。フェルナンジーニョ(以下フェル)もそういう彼らの素直な姿勢や態度が嬉しくないわけはなく、とても良いお兄さん(またはおじさん)になりそうです。

その上で、2人の選手それぞれの個性を一言で表すとしたならば、レオは「男前」、ヴィチーニョは「ひょうきん」といったところでしょうか。まあ、見た目通りです(笑)。

レオはどちらかというと落ち着いていてクールな性格ですが、それは「冷めている」という意味ではなく、むしろ反対です。闘志や情熱の量も半端じゃないです。ただ、それを身振りや声や話し方でなく、眼差しで伝えてくるタイプの青年です。入団会見でも大変落ち着いていて、質問した記者さんの目を真っ直ぐに見ながら丁寧に受け答えをしていました。まさに「男前」です。そんなレオのインスタグラムのアカウントがこちらです。

一方ヴィチーニョの方は、とにかく明るく冗談好きで、よりブラジル人らしい青年という感じです。サンパウロ州のそれなりに大きな街の出身のレオと違って、ミナス・ジェライス州の田舎出身の彼は、まさにその「田舎の少年」ぽい感じが多分に残っていて、とにかく可愛いです。初めての異国の地で初めて経験する記者会見に緊張しまくっていて、横に座っていたフェルは「泣き出すんじゃないか」と心配していたようです(笑)。ただ、緊張している割に発想力豊かな面白いコメントを次々に出してくるので、僕もフェルも驚いていました。今もこの文章を書きながら彼のことを思い出して吹き出しそうになっているのですが、そこにいるだけで笑いを誘うような青年です。まさに「ひょうきん」なのです。彼のインスタグラムのアカウントも載せておきます。

今回加入したこの2人、たまたま以前から親しくしているブラジルの代理人の元からやって来た選手ということもあり、その代理人の友人からも「色々面倒見たってくれ」と頼まれています。ブラジルでは友人の友人は友人で、家族の家族は家族みたいなところがあるので、友人の友人、家族の家族である彼ら2人は、僕にとっても友人であり、家族です。

家族の生活を支えるため、己の夢を叶えるため、そしてこの日本の地・鳥取の地を神様に導かれた約束の場所と信じたがゆえに、弱冠20歳で地球の反対側から、己の人生を賭けて渡ってきた純粋な青年達です。友人として、家族としても勿論ですが、いち日本人、いち鳥取人としても、彼らが自らの決断を正解と思える未来を迎えられるよう積極的に手助けしていきたいですし、サッカーファンあるいはガイナーレサポーターかどうかにかかわらず、鳥取の皆さんにも彼らを温かく迎え、熱く応援し、サポートしていただけたら嬉しく想います。

以上、ポルトガル語話者目線での、ガイナーレ鳥取新加入選手レオ&ヴィチーニョのお話でした。