フェルナンジーニョにポルトガル語で「キャプテン!」と呼びかける方法

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本日夕方のローカルニュースで、サッカーJ3ガイナーレ鳥取の特集が組まれており、昨年から個人マネジメントを請負っているフェルナンジーニョ選手(以下フェル)がチームの「キャプテン」として改めて紹介されました。

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この度のキャプテン就任についてフェル自身がどう感じているかということについて、気になっているサポーター・ファンの方もおられると思いますので、少しそれについて触れておきます。あくまで個人的なやりとりの中でですが、実は彼自身はチーム復帰が決まった昨年の時点で「チャンスを貰えるならキャプテンとしてチームを引っ張りたい」と熱い想いを口にしていました。実力・経験・クラブ愛の全てにおいて自信も自負も持っており、より大きな責任を持ってチームに尽くしたいということを話していました。ですので、年が明けて実際にチームからの指名を受けた時には「良いニュースがある」と言って嬉しそうに電話をしてきてくれました。

というわけで、今回は主にサポーターの方々を対象に、ブラジル人のフェルに向かってポルトガル語で「キャプテン!」と呼びかける方法をご紹介します。

最初に綴りをご説明すると、ポルトガル語の「キャプテン」は英語の「captain」によく似ており、「capitão」と書きます。つまり単語としては英語と全く同じものです。

次に肝心の発音ですが、あえてカタカナ発音で表すと「カピタォン」というのが最もポルトガル語の発音に近い表記になります。アクセントは後ろの方、つまり「タォン」の部分を強く発音して下さい。綴りを見ると「カピタオ」と読みたくなってしまいそうですが、最後の音は「オ」ではなく、日本語や英語で言う時と同じように「ン」の音になります。

せっかくなので、参考までにポルトガル語の正確な発音についても簡単にご説明しておきます。この「capitão」という単語を改めて見ていただくと、「ã」という何だか見慣れない文字が入っていますよね。このニョロっとした記号「~」(チゥと呼びます)が頭に乗っかると、鼻母音と呼ばれる音になります。多少専門的な言い方をすると「息が鼻腔に抜ける音」ということになるのですが、もっと簡単に言えば、いわゆる鼻声みたいな音です。若干風邪気味っぽい発音とでも言えばよいでしょうか。これについては書いて説明して分かることでもないので、実際に聴いてみましょう。

ブラジル人向けに作られたと思しき「capitão を英語で言ってみよう」という動画を見つけたのでご紹介します。こちらの動画で最初に発音される単語が「capitão」です。どうぞ。

ついでにご説明すると、この動画にも字幕が出ている「capitão」の後に続くフレーズ「em inglês」が、そのまま英語でいう「in English」を意味するポルトガル語です。何となく綴りが似ていますよね。ヨーロッパ系の言語は共通のルーツを持つ単語がたくさんあるので、発音は違って聞こえても書いてみると似ていると気付くような単語がたくさんあります。

説明は以上です。あとは練習と実践あるのみですので、皆さん実際に何度も口にして、スタジアムや練習場等でフェルを見かけた際には是非「capitão!!」と声をかけてみて下さい。

きっと喜びます。

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