ブラジルの人気歌手Nego Do Borelとステージで共演した話

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人生、たまに不思議なことが起きるものです。今からちょうど2年前にあたる2016年2月18日の夜、ブラジル滞在中だった僕は、ひょんなことからブラジル国内で大人気のファンク歌手のライブでステージに上がり、彼が歌うのに合わせて踊った上でマイクを握って観客に向かって「ブラジル万歳!(Viva o Brasil!)」を叫び、その後観客席で待ち構えていた友人達に担ぎ上げれながら両手を天に向かって突き上げ、数分の間、その場の熱狂の中心人物になりました。

その時の様子がこちらです。

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2016.2.18. São Paulo. Um japonês dançando com @negodoborel_oficial e @guustavo92 . VIVA O BRASIL!!!! E obrigado @giovanni.galvao por gravar o vídeo!! 夜は予想もしなかった展開へ。ブラジルで全国的に有名なファンク歌手のステージで友達と一緒に踊る僕。とはいえ海外に行くと昔から何故かこういうことがよく起きる。最後にマイクで「VIVA O BRASIL!!(ブラジル万歳!!)」を叫んだら、皆わーっと盛り上がってくれた。何より仲間達が大喜びして迎えてくれた。夜にこうしてわいわい出掛けるのは昔から全く趣味じゃないけど、たまにはいいもんだなと思う。お陰様で楽しい夜。 #negodoborel #show #saopaulo #brooks #takanobrasil2016

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で、踊った後に歌手本人と一緒に撮影した記念写真がこちらです。

もうこの顔を見ただけで世界中の誰もが「あ、面白い人だ」と分かるような雰囲気の人ですね。せっかくなので、日本ではまだまだ知られていないこのアーティストについてご紹介します。

彼の名はNego Do Borel(ネゴ・ド・ボレウ)といいます。

リオデジャネイロ出身、1992年生まれの25歳で、プロテスタント福音派のクリスチャンだそうです。本名はLeno Maycon Viana Gomes(レノ・マイコン・ヴィアナ・ゴメス)で、Nego Do Brel というのは芸名です。「Nego」はポルトガル語で「黒人」を意味するスラングで、ブラジルでは親しい友人に呼びかける時の表現としても使われています。ちなみに差別用語ではありません。人種混交先進国ブラジルでは肌の色は個性なので、こういう表現は普通に色々あって日常的に使われています。また「Do Borel」の「Do」は英語の「of」と同じで、「Borel」というのは彼が育ったファヴェーラ(favela:いわゆる貧民街)の名前「Morro do Borel」から取られているようですね。つまり「Morro do Borel地区出身の黒人」という意味ですね。米国だったら差別的なニュアンスになりそうな気がしてきますが、前述の通りブラジルでは全然「アリ」です。

と、知った風に説明をしましたが、かくいう僕も実はこの人が誰だか知らずにライブに連れて行かれ、誰だか知らないままステージに上げられて踊り、ステージから降りた時に始めて、一緒にいた友人から彼のInstagramのアカウントを見せられ、200万人のフォロワーがいる人気歌手だと知った次第です。今改めて彼のアカウントを開いたら、現在のフォロワー数は750万人になってますね。びっくり。

まあ歌うのが仕事の人について御託を並べても仕様がないので、彼の曲のビデオを載せておきます。紹介するのは彼のソロ曲ではなく、Anitta(アニッタ)とWesley Safadão(ウェズレイ・サファダォン)という他の人気歌手2名とのコラボ曲です。こちらです。

この一緒に歌っている2人もブラジルでは知らぬ者のいない人気アーティストですので、その3人が揃い踏みしたこの曲は当然のごとくブラジル国内で大ヒットしました。

興味を持った方は、「Nego Do Borel」「Anitta」「Wesley Safadão」でそれぞれYouTube検索等してみて、お気に入りの曲やミュージックビデオを探してみてください。

ブラジルやポルトガル語に興味のある方はもちろん、普段日本語や英語の曲しか聴かない方も、ちょっと世界を拡げてみるつもりで色々探して聴いてみると楽しいですよ。

以上、懐かしい謎の思い出の話から始まって、ブラジルの人気歌手のご紹介の話でした。

それではまた。